にほんブログ村
Twitterして〜る
フォローしてみ〜る?
@yoshippara3
ども、まさ★です。
「そんな目で俺を見るな!」
蔑視とでも言うのか、その見下したような目は……
何なんだ……
遡ること20分。
その日の帰路はいつもより遅く、自炊する気にもならない。残業も頑張った。ご褒美にコンビニじゃなく、駅ナカでお惣菜を買って帰ることに。
まあ、人は美味しいもの食べると元気になるからね。サラダ100gで600円とかローストビーフなどが乗ってるやつを200g購入。保冷剤を何も言わずに付けてくれる店員に笑顔を振りまきながら帰宅後のことを想像する。
これをビールで流し込む……
絶対に最高の晩餐!
と、疲れた体を奮い立たせて帰ろうとすると……
ホームに人が溢れています。どうやらJRが止まってその人が私鉄に振替輸送で流れてきているようでした。
乗車率は何%なんだろうと思うくらいの混雑ぶり。
私は1,200円のローストビーフサラダを守ることに全神経を集中させて戦場と化した電車の中に歩を進めようとホームをゆっくりと前に進む。
思い出すのは赤木のセリフ。
「満員電車は戦場だ!」
とにかく人に迷惑をかけずに、2本の足でしっかり自分の体重を支えることだけは死守!!
今日はそれにローストビーフを守らねばならない。
そして1番恐ろしいのは痴漢の冤罪である。しかし社会人歴23年の私に抜かりはない!
ハンズアップ!!
説明しよう。冤罪にならないためには電車の中ではとにかく手が見えるところにあることが大事である。
普段の私は右手で吊り革、左手にスマホ。これである。
しかし
今日は珍しくローストビーフが居る。
ここまでおよそ3秒。
ローストビーフサラダの袋を手にかけていたが潰れてしまうのはしのびないのですが……
などと甘い考えを吹き飛ばす勢いでなだれ込む人、人、人。
なんとローストビーフは右手に下げたまま満員電車に!
しかし、なんとか自分の前に寄せることまでは成功した。右手は自分の腹の前、気の集中する丹田と言ったところか。
悲劇はここから始まった。
そう、満員電車で情け容赦なく圧がかかる。
体に密着してる側にはローストビーフサラダの保冷剤。
つ、冷たい……やつと私の体の間にはカットソーとビニール袋、ほぼ密着というレベルである。満員電車は振り替え輸送の影響もあり、ノロノロ運転。かたや保冷剤は特急を追い越すスピードで私の体を冷やしていく。
ぐるぐるグルグル〜。
突如活発に動き出す小腸と大腸。急激に冷やしたせいか……私の中の不要となった物達が体外に出たいと猛烈にアピールを。
冷や汗
激しい瞬き
激しくなり始める息遣い
突き刺さる視線
そう、目の前に立っていたのは女性でした。
僅かに接触している部分もあり、大幅に勘違いされたと思われます。
違う、俺はお前と接触して息遣いが荒くなってるわけじゃないんだ!
便意なんだ!!
私が降りるまで恐らく誤解は解けなかったと思われる。でも、誤認逮捕されなくて本当に良かった。誤認逮捕だけならまだしもあの状態で乱暴に取り押さえられたりしたら恐らく人生初の大きい方のおもらしくんになっていたに違いない。
駅を降り、舞空術かと思うレベルで体重をかけずに歩いて駅前のパチンコ屋でいらぬ物質達を全て解き放って帰りました。
ローストビーフサラダのケースは割れてなかったように見受けられ特にビニール袋の中に広がるということも無かったのでドレッシングをかけて食べました。
少しだけ涙の味がしたよ。
あんなに人に蔑まれた目で見られることになるとは。
あとがき
涙の味のローストビーフサラダの容器を片付けたら、容器は隠れミッキーかと言うように人間の目を欺いて底に割れ目が出来ており、ドレッシングがランチョンマットに染みだしていました。
きっといいこともあるよ!!って思った方クリックをお願いします!
↓
にほんブログ村
↑
ランキング参加しています。応援クリックをお願いします!
Twitterしてるお
フォローしてちょん。
@yoshippara3